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体重1トン余りの雄牛が角を立て激しくぶつかり合う迫力の力比べが、6月中旬、岩手県久慈市で繰り広げられた。和牛品種「日本短角種」の産地として知られる同市で、闘牛が盛んな自治体が集まる「全国闘牛サミット」が10年ぶりに開催されたのだ。
久慈市は日本短角種の主要産地の一つ。闘牛は古くから地域の伝統行事として親しまれ、牛の飼育技術や畜産振興にもつながってきた。今回のサミットには、青森県や秋田県など全国から関係者が参加し、情報交換や交流を深めた。
記念の闘牛大会では、28頭の雄牛が一堂に会し、熱戦を繰り広げた。1トンを超える巨体同士が激突するたびに会場からは歓声が上がり、迫力満点の取り組みが続いた。牛たちは飼い主の指示に従い、力と技を競い合った。
久慈市でのサミット開催は平成25年以来、実に10年ぶり。地元の畜産関係者や行政が連携し、開催にこぎつけた。市内の闘牛場には多くの観客が詰めかけ、久慈の夏の風物詩としてにぎわいを見せた。
関係者は「闘牛を通して、新たな短角種のファンが増えてほしい」と願っている。日本短角種の魅力を発信し、ブランド力向上につなげる狙いもある。今後も定期的な開催を模索する動きが出ている。